徳商ライフ

中小企業診断士による「企業支援と地域活性化」講座

2026年9月14日 16時48分

  本校の授業で商業の勉強を積み重ねてきた生徒の中には、大学の経済学部へ進学し、将来は地域経済に貢献したいという志望を持つ者が少なくありません。でも、中小企業を支援するってどういうことなんだろう? どんなやりがいや難しさがあるんだろう? 

 9月11日(金)放課後 探究科3年の生徒4名が、中小企業診断士としてご活躍されている鷲尾裕二さんに率直な質問を投げかけ、実際のお話を聞かせていただきました。鷲尾さんは大学卒業後銀行に務めましたが、中小企業診断士の資格を取得し、8年前に独立して経営コンサルタントをされています。

 財務諸表のどこを見るのかという問いに対し、鷲尾さんから「数字は嘘をつかないが、社長は嘘をつく」という言葉が飛び出しました。またその一方で「数字を鵜呑みにするのは怖い」という言葉もありました。数字に表れたものを見逃さず捉えること、自分が感じた違和感を大事にすることでやるべきことが見つかるそうです。そして経営者と診断士という、人間と人間の関係は難しいこともある。しかしとても需要だということがお話から伝わってきました。

 鷲尾さんは徳商生が学んでいる「簿記」に触れ、「なぜ複式簿記が生まれたのか」など歴史についても話してくださったり、銀行や税理士の仕事についても話してくださいました。終盤では「徳島を活性化するにはどうしたらいいか」をテーマにブレーンストーミングを行い、終始なごやかな雰囲気の中、多くの気づきを与えてくれました。生徒たちはメモをとりながら真剣に耳を傾け、鷲尾さんからの質問に緊張しながらもしっかりと答えていました。生徒からも活発な質問が次々と出て、時間のたつのを忘れるほどでした。

 最後に鷲尾さんから「答えを知ることよりも自分で問いを立てることが大事。これでいいのかと問い続ける。今の最善を考えることが大切」というメッセージをいただき、2時間半におよぶ座談会が終了しました。

 今日の学びが新しい問いを生み、自ら考えることにつながっていくことを期待しています。

 わしおくん05346977ee0ddfefe9a2e07243b6f9216ebf7653