本校は、平成24年から、ドイツ連邦共和国ニーダーザクセン州のオスナブリュックのシェーラベルク職業学校と交流を行っています。新型コロナウイルスの流行の影響でしばらく交流が途絶えていましたが、11月16日から20日にかけて教員3名と生徒9名の方が来日し、4年ぶりに交流が再開されました。17日には、シェーラベルク職業学校の代表団を歓迎する式典が行われました。ビジネス研究部のプロジェクションマッピング、吹奏楽部の演奏、英語部のプレゼンテーション、阿波踊り部、応援部のパフォーマンスが披露されました。その後、英語や書道の授業に参加し、日本語や日本文化に触れることで、相互理解が深まりました。さらに、SDGS(持続可能な開発目標)に関するディスカッションが行われ、両国の課題や具体的な取り組みについて学ぶことができました。17、18日には、本校の生徒の家庭にホームステイし、日本の習慣や食事を体験することで、異なる文化をより深く理解しました。19日には、英語部の生徒とともに徳島城博物館、霊山寺、ドイツ館、鳴門の渦潮を観光しました。シェーラベルクの生徒たちは日本文化に大変興味があり、博物館の展示物やお寺での質問が絶えませんでした。私たちが知らないことも多々あり、日本文化をより深く理解し、説明するための知識を高めておく必要性を実感しました。生徒たちの多くが初めての国際交流であり、授業中や休み時間を問わず、一生懸命に身振り手振りを交えながら、会話を試みていた姿が見られました。シェーラベルクの同世代の生徒たちとの交流を通じて、国際的な視野を広げ、異なる文化や価値観を学び、成長する貴重な機会となりました。