
本校に、ドイツ・シェーラベルク職業学校から教員2名、生徒8名が来校されました。初日は、美術の授業で折り鶴をし、1年生の英語の授業では、あやとりや紙相撲など日本の伝統的な遊びを一緒に楽しみました。また、日本の食べ物や文化の紹介も行い、互いの国について理解を深めました。
2年生の授業では、AIのメリット・デメリットについて調べた内容をもとにディスカッションと発表を行いました。事前準備をしていましたが、自分の意見がなかなか伝わらなかったり、相手の話が理解できず苦労する場面もありました。それでも、紙に書いて伝えたり、話すスピードを調整してもらうなど、伝えようとする姿勢が強く感じられました。この経験を次年度の学びに活かし、さらなる英語力向上につなげてほしいと思います。
2日目は、本校生徒の家庭でホームステイをしました。阿波踊り会館の見学、藍染め体験、餅づくりなど、各家庭で多彩な活動を経験し、たいへん充実した時間を過ごされたようです。ホテルで別れの時間になると、何度もハグをしながら名残惜しそうに別れを惜しむ姿が見られ、深い交流が生まれたことを実感しました。
3日目は、英語部の生徒が付き添い、鳴門市を中心に観光案内をしました。霊山寺では、お守りに興味を持つ生徒が多く、十二支のお守りや交通安全、縁結びなどの意味について説明を求められました。私たちの説明を参考に購入されるため、誤りのないよう丁寧に英語で伝えました。また、ドイツ館の板東俘虜収容所に関する展示では、生徒たちも初めて知る内容が多く、熱心に資料を見学していました。戦時中であっても、板東の方々とドイツ兵が心を通わせ、学び合い交流を深めてきた歴史を知り、このことが現在の私たちの交流にもつながっているのだと感じました。
そして、現在の交流が今後の交流へとつながっていくことを思うと、私たちが長い歴史のサイクルの中で、その「つなぎ」の役目を担っているのだと改めて実感しました。未来の徳商生のためにも、今あるつながりを大切にしていきたいと思います。






11月1日(土)、イオンモールで開催された、とくしま高校生産フェスでブータンの伝統工芸品の展示や食品の販売を行いました。生徒たちが作成した紹介カードを商品に添え、お客さまに説明することで、より興味を持っていただくことができました。さらに、ブータンからの研修員の方も来店され、伝統工芸品や衣装について多くの情報を得ることができました。特に、ブータンの伝統衣装は中国やインド製の安価な製品が輸入されており、本物の手織り衣装が売れにくくなっているという問題や、伝統工芸品が実際にどのように使用されているかについても教えていただき、大変貴重な時間となりました。生徒たちも、自分たちの調査した他国の文化や伝統を、販売や展示を通して他者に伝えることで、ブータンへの理解や関心が一層深まったと思います。





10月27日(月)、ブータンから4名の研修員の方が本校を訪問され、民族衣装であるキラやゴの着方や文化について説明してくださいました。また、生徒たちが調べた伝統工芸品の一つ、タクゾー(Takzo)の財布を作っていたる方もいらっしゃったため、詳しくお話を伺うことができました。生徒たちは笑顔でブータンの方と交流しており、その姿がとても印象的でした。母国語ではない英語での会話は難しい場面もありましたが、この経験を通じて英語をさらに学びたいと思った生徒や、ブータンへの関心を深めた生徒もいました。他国の方と触れ合い交流する中で、視野を広げ、多様な生き方を選択できる一助になればと考えています。

10月27日(月)、ブータンの高等学校と本校ビジネス探究科2年生が、オンラインで国際交流を行いました。まず、本校の生徒が授業で調べてきたブータンの伝統工芸品を紹介しました。タクゾー(Takzo)と呼ばれるブータンの伝統工芸の一つである織物(テキスタイル)技術を用いた財布や巾着、ペンケース、竹細工のペン立て、さらにバンチュンと呼ばれる食品の保存用容器などについて説明しました。その後、未利用魚の西京漬けを通して、食品ロスの削減や地域経済の活性化、食文化の継承に貢献している企業について発表しました。続いて、ブータンの学生が、現代の人々が抱える睡眠問題に着目し、「安全性」「自然素材」「使いやすさ」にこだわった乾燥ハーブの安眠アイテムのビジネスプランを発表してくれました。
