ドイツシェーラベルク職業学校来校
2025年11月20日 13時41分 [総務課]
本校に、ドイツ・シェーラベルク職業学校から教員2名、生徒8名が来校されました。初日は、美術の授業で折り鶴をし、1年生の英語の授業では、あやとりや紙相撲など日本の伝統的な遊びを一緒に楽しみました。また、日本の食べ物や文化の紹介も行い、互いの国について理解を深めました。
2年生の授業では、AIのメリット・デメリットについて調べた内容をもとにディスカッションと発表を行いました。事前準備をしていましたが、自分の意見がなかなか伝わらなかったり、相手の話が理解できず苦労する場面もありました。それでも、紙に書いて伝えたり、話すスピードを調整してもらうなど、伝えようとする姿勢が強く感じられました。この経験を次年度の学びに活かし、さらなる英語力向上につなげてほしいと思います。
2日目は、本校生徒の家庭でホームステイをしました。阿波踊り会館の見学、藍染め体験、餅づくりなど、各家庭で多彩な活動を経験し、たいへん充実した時間を過ごされたようです。ホテルで別れの時間になると、何度もハグをしながら名残惜しそうに別れを惜しむ姿が見られ、深い交流が生まれたことを実感しました。
3日目は、英語部の生徒が付き添い、鳴門市を中心に観光案内をしました。霊山寺では、お守りに興味を持つ生徒が多く、十二支のお守りや交通安全、縁結びなどの意味について説明を求められました。私たちの説明を参考に購入されるため、誤りのないよう丁寧に英語で伝えました。また、ドイツ館の板東俘虜収容所に関する展示では、生徒たちも初めて知る内容が多く、熱心に資料を見学していました。戦時中であっても、板東の方々とドイツ兵が心を通わせ、学び合い交流を深めてきた歴史を知り、このことが現在の私たちの交流にもつながっているのだと感じました。
そして、現在の交流が今後の交流へとつながっていくことを思うと、私たちが長い歴史のサイクルの中で、その「つなぎ」の役目を担っているのだと改めて実感しました。未来の徳商生のためにも、今あるつながりを大切にしていきたいと思います。